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2009年10月13日火曜日

中国雲南省旅行

 中国の雲南省に世界遺産として有名な古都、麗江(Lijiang)があります。
 ここで開かれる中国のある学会に出席しないかというお誘いが、主催者からきました。麗江にはかねてから行ってみたいと思っていたので、喜んで参加することにしました。
 9月19日に成田を出て26日に帰ったのですが、丁度、秋の5連休に当たって、適当な航空便が取れず、北京-昆明と飛び(20日)、昆明からは中国の人たちと一緒に貸し切りバスで、大理、麗江、と旅し(21日)、さらに学会のあと、麗江>香格理拉(シャングリラ)>麗江と旅しました(24-25日日)。帰りは麗江>昆明、昆明>北京、北京>成田と飛びました(26日)。

 その間に撮ったいくつかの写真をお目にかけたいと思います。


 これは麗江の街で踊りを披露しているこのあたりの少数民族(たぶん"い族")のお婆さんたちです。




これは昆明の近くの名勝、石林で見た民族衣装の女性です。


 麗江の街はすっかり観光化していましたが、古い市街地はすべて石畳で、マンホールさえありませんでした。よく見ると、石畳の石に「汚」とか「雨」とか文字が彫り付けてあります。おそらく、この石の下に汚水枡の口や、雨水の管などがあるのだと推察しました。建物そのものは古い様式のものばかりですが、中は沢山のみやげ物店、さらにはバーやディスコまであって、完全に観光化されていました。公衆便所も、この街のものは実に立派、かつ清潔に保たれていました。この写真は沢山ある路地の一つです。




 ここは香格理拉に行く途中に立ち寄った、白鳥などの渡来する大きな沼のある村です。
塀や建物の壁は日干し煉瓦で出来ていました。日干し煉瓦とは、粘土でブロックをつくり天日で干し固めたものです。よく見ると、藁が入っているみたいでした。日本でも壁土に藁を刻んだ物を入れていたと思います。



 これも麗江の街の風景です。織物を売っているお店で、民族衣装の美しい娘さんが機織の実演をしています。

 これは先ほどの村のトウモロコシ畑です。この付近の農家にはよくトウモロコシが干してあります。またこの村では林檎も栽培していました。


 香格理拉の近くに高地湿原があります。尾瀬に似た感じのところです。周囲の林の木々にはサルオバセがびっしりと寄生していて、びっくりしました。ここも環境保全には注意が払われているようで、一箇所だけあったトイレにはGreen Toilet 環保厠所 と書いてありました。 湿原を汚染させないようにしてあるんだと思いました。ここで見かけた地元の人です。湿原周辺めぐりのバスに乗り込んできました。


 湿原のはずれにあった民家です。ご夫婦らしい人たちが出てきました。