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2011年11月12日土曜日

Susumu の日記 2011年 -293-

11月12日 土曜日 晴れたり曇ったり

今朝は寝坊して走らなかった。きちんとっめが覚める日と覚めない日があるのが不思議といえば不思議。多様性というのは同一個体の一つの行動にもあるのだろう。このふれが大きすぎると社会に不適応とかいわれるのかもしれない。
森乃泉まで速足で散歩をして走る代わりにしたつもり。


一家総出の実りの秋




初夏ならぬ秋の薔薇、薔薇は蕾




破壊



桜にも秋



薔薇はピンクが似つかわしいとも





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2011年11月11日金曜日

Susumu の日記 2011年 -292-

11月11日 金曜日 曇りのち雨

今日は長徳寺コース。ジョッギングを始めて間もない頃だった。長徳寺の裏門のあたりにまだ若いカラスがいた。路上にいたのであるが僕が近づいても逃げなかった。立ち止まると、僕の後ろに廻って、靴の踵の辺りをつつくのである。 それでそっと歩いたら後をついてくる。裏門のあたりの路上をぐるぐると輪を描いて歩くと嬉しそうに後をついて歩くのである。
それから毎日、このカラスと一緒にぐるぐる廻るのが朝の日課となった。こっちが飽きてもまだ廻ろうと踵をつつくので、ピーナツをやったら嬉しそうに食べ始め、そっちに気を取られている間に逃げ出した。
これが何日も続いた。ある日、お寺の裏門まで来るとそばの木の枝に、何時もの若いカラスが他のカラスと一緒に止まっていた。僕を見ると若いカラスは枝から飛び降りて僕のほうにやってきた。ピーナツをやると嬉しそうに食べながら、枝の上のカラスの方を振り返って、「何でおまえ、降りてこないんだよ」というような顔をしていた。
こんなことが続いているうちに段々とカラスの顔を見ない日が増えていった。ある日、近くの電線に止まっていたカラスがこのカラスに似ていたので、いつものように「おーい、カラスー」と声をかけてみた。カラスは僕をじっと見ていたが、降りてはこなかった。

長徳寺に来るとカラスを思い出す。



樋ノ爪の朝




遊歩道



名前が出てこない




朝の長徳寺庫裏



長徳寺の生垣の山茶花




プラタナスの秋



団地の紅葉







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2011年11月10日木曜日

Susumu の日記 2011年 -291-

11月10日 木曜日 曇り

昨日、ある方の学会講演の英文の講演要旨を書くお手伝いをした。専門は違っても今はインターネットの検索で色々な分野の専門用語が簡単に調べられるので楽である。大学院の頃に、指導教授の竹脇潔先生に論文を直していただいた。中学高校大学(教養過程)と8年間も英語を学んだのに、いざ英語で何か書こうとすると手も足も出なかった。8年もの間、何をしていたのだろうと恨めしかった。今更、英語の先生方を恨んでも何も役に立たないので、人様の書いた文を引き写したり、自分でさえ訳のわからないことを苦し紛れに書いたりと、一月近く悪戦苦闘して処女論文の原稿を先生に提出した。先輩の助言でA4レポート用紙に2行おきに書き、1枚ごとに同じ大きさの白紙をレポート用紙の右側に貼り付けて提出したのである。

一月かかって仕上げたその原稿はなんと一晩で私の手元に返されてきた。恐る恐る開いてみると、なんとどのページも、いやどの行も、真っ赤に先生の訂正が入っていて、ところによっては、何行もがバツ印で消されていて、横に張った白紙の方にその部分を完全に書き換えてくださっってあった。要するに僕の書いた部分はほぼ完全に姿を消しているに等しかった。

同室だった助手の高杉さん(後に横浜私立大学学長になられた)がどれどれと覗き込まれた。恥ずかしさと口惜しさで呆然としている僕に、高杉さんは「おー、だいぶやられてるねー」と嬉しそうにおっしゃった。「僕は弟子の中では最低でしょ?」というと、高杉さんは「なーに、みんな同じ目にあってるんだよ、一番酷かったXXさんなんかは、君はどうしようもないから、日本語で書いてきなさい、僕が英語に書き直してあげるからと先生にいわれたんだから、それにくらべらいいじゃないですか」と慰めてくださった。
これを清書して、また縁に白紙を張って先生に提出して、見ていただいた。こういったことを、3回くらい繰り返して手書きの論文が完成すると、図書室の女性の方にタイプをお願いして、それに目を通し、ミスタイプなどを調べて、更にもう一度先生に見ていただくのだった。

こういった苦労を何十回繰り返したであろうか。提出すると先生はたいてい一晩で見てくださるので、清書して再提出するのも必死だった。時には、訂正と同時に、「何度同じ間違いをするのか!」とか、酷い場合は「小学生の英語!」などの叱責が入っていた。しかも、英語だけでなく、もっと重要な、論文としての構成などにも、先生の厳しい目は行き渡っていた。このようにして、英語と同時に論文というものの書き方を先生は叩き込んでくださったのであった。
当時、総勢で10人くらいいた講座院全員の論文をこのようにしてみてくださっていた先生は、大変だったろうと思う。今でも亡き先生に頭が下がるのである。

このようにして、直してくださった数十篇の赤字だらけの原稿は、大学生活を離れる日まですべて座右に保存してあって、ときどき眺めては、先生に感謝するとともに、わが身の戒めとしたものだった。
今の私は先生が亡くなられた年齢さえ超える歳となっているが、先生には、その足元にさえ及ばない。昨日、人さまの論文のお手伝いがなんとか出来たのも、先生のお陰なのである。


今日は鬼沢橋コース、今日もかなり気温が低く、昨日から長袖のシャツにした


5時35分、予報では曇りというが晴れ間もあるようだ



緑川のカルガモ夫婦




花梨通りで見つけた菊



車のドアに



せせらぎ公園の黄菊




シロシキブ



ススキの穂




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2011年11月9日水曜日

Susumu の日記 2011年 -290-

11月9日 水曜日 晴れ

昨日、旧友の花栗氏と北鎌倉は東慶寺と円覚寺に遊んだ。東慶寺には素敵なお墓がいくつもあるのだが、その中に日本最初のオリンピックの金メダリスト、織田幹雄先生のお墓がある。現職の頃、晩年の先生の温顔を会議の席でよく拝見したものだった。
東京オリンピックの頃、「かってインターハイ陸上跳躍の三羽烏として、織田、南部、冨山が有名だったが冨山の行方のみ妖として知れない」という新聞記事があった。
その頃大学生だった私は、同級生3人と、誰が一番高く飛べるかと、大学の廊下の壁の前で跳び上がってはチョークで壁に印をつけて、高さを競っていた。私は一番身軽だったので一番高く飛べて得意になっていた。そこを学部の臨海実験所長であり、魚類学の講義をして下さっていた冨山一郎先生が通りかかられた。先生は「おっ、やってるな」と声をかけてくださると同時に、私の手からチョークを取って、軽々飛び上がり、なんと私より数十センチも上に印をつけて立ち去って行かれた。どきもを抜かれた私がこの話を先輩にしたところ、「冨山一郎先生は学生時代は有名な跳躍の選手でいらしたんだよ」と教えてくださった。

東慶寺には無数のリンドウが見事に青い花を開いていた。ここのリンドウは、茎が上に伸びるのではなく、地面を這うので野趣に富んだ感じがする。晴れると花を開き、曇ると閉じる。これを繰りかえし、やがて枯れていくという。東慶寺では古木のウメ、崖一面のハタバコ、一つの根から無数の花をつけるヤブガラミなど、季節季節に目を見張る花があるいくつもある。また境内の地面の手入れが実に適切で、その自然な感じが心憎いまでに素晴しい。

夕方になった円覚寺も静寂に充ちていて、素晴しかった。

今日のジョッギングは六辻第2コース。線路沿いから直接六辻水辺公園に入る。


5時37分、晴れている




暗闇で咲くホトトギス、中庭で





出発に備える通勤電車、南浦和電車区で





六辻水辺公園遊歩道の紅葉 



遊歩道で咲き始めたコウテイダリア




丹精 としかいいようが






こんにちは と小さなイモムシが 




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2011年11月8日火曜日

Susumu の日記 2011年 -289-

11月8日 火曜日 曇り

小谷場公園コース。寒気団が南下し始めて、今日は平年並みの気温。夜半に降ったらしく地面が濡れていた。空に雲の切れ目も出てきかけていたのに、例のごとく小谷場に入ると微雨となる。どうも小谷場は局所的に雨が多いのではないかと思う。


小谷場の花水木の紅葉は見事




葉陰の薔薇




春に備えるミツマタ




小谷場公園の欅



無題



ヘビイチゴの狂いなり?




秋深く



暖地の秋



  今朝も飼い主に連れられて散歩中の犬に何匹か出会った。その一匹は小谷場公園で出会った、おばさんに連れられた大きなゴールデン・レトリーバーである。そばに寄ってきたので、手の甲のにおいを嗅がせてやった。濡れた鼻が冷たかった。犬が嬉しそうに尻尾を振って寄ってこようとしたら、オバサンが焼餅を焼いたか、「もういいでしょ」といって綱を引っ張って行ってしまった。

煮干と犬

 犬には色々な思い出がある。長徳寺には老犬がいた。境内に入ると吠えたのだが、あるとき煮干を持って行ってやったら、喜んで歯のない口で食べて、それ以来吠えなくなり、煮干を持っていかなくても歓迎してくれるようになった。しかし、老犬は1年ほど後に姿を消した。

花子

 老犬が姿を消して数ヶ月がたった。お寺の門に近づくと中から子犬が2匹、尾を振りながら走り出て迎えてくれた。走っている足元に近づきすぎた一匹が僕に足の先を踏まれて、悲鳴を上げた。もう一匹は僕にまつわりついて離れようとしなかった。足を踏まれた一匹も遠巻きに僕の周りを走り回っていた。以来、幾たびにこの2匹と遊ぶのが習慣になった。ときには、西友で買ったドッグフッドを持って行ってやったら大喜びで貪り食っていた。
  はじめは境内から出なかった子犬たちは、大きくなるに連れて、どんどん僕の後をついて出てきてしまうようになり、追い返すに苦労をした。ドッグフッドを地面にばら撒いて、食べている間に逃げるという手も、段々食べる速度が速くなり、急いで食べ終えると追いかけてくるようになった。
 お寺の先の道路の角で、「お前はお寺の犬だろ、お寺に帰りなさい」と厳しく怒ると、何で怒るのというような顔をしてしおしお帰って行くのがかわいそうだった。そのうち、足を踏んだほうの犬は姿を消し、残りの一匹の首輪には花子という名が書いてあった。花子はいつも境内から出てきて、道路の角までついてきては追い払われるという日が続いていた。
 何年かたつと、花子をお寺の外で見かけるようになり、僕が声をかけるとうれしそうに走りよってくるのだった。それからさらに何年かたった、ある日のことだった。向こうに花子を見かけたので声をかけると不思議そうな顔をしている。そばによって手を伸ばしてにおいをかがせるとやっと僕と認識してか嬉しそうに手を舐めて、顔を寄せてきた。その2-3月あとのことである。やせ衰えた花子を見かけて声をかけたが、不思議そうな顔をしただけで、よろよろと去っていった。それが花子を見た最後だった。

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2011年11月7日月曜日

Susumu の日記 2011年 -287-

11月7日 月曜日 晴れ

昨日は走休日なのと出かけていたりしたので日記をサボってしまった。
今日は鬼沢橋コース。寒くなく暑くなく、走りやすい日だった。

6時10分




  桜の切り株に生えたサルノコシカケ?

近くにある六つ角のところにある駐車場の縁には桜が10本くらい植えてあったのだが、数年前すべて切り倒してしまった。年輪を数えたら37個か38個あった。この頃、駐車場の近くにある樹木は切り倒されたり、大きな枝が切り払われたりしている例が多い。駐車中の車の屋根に落ち葉などが積もるのが嫌われうかららしい。
かっての勤務先の駐車場も大きな欅の陰であった。初夏の若葉の頃になる、樹液が垂れて、車の屋根がッベトベトになったものである。しかし、誰も欅を切れとはいわなかったようだった。駐車場などが出来るずっと前から欅はそこに生えていたのである。遠慮すべきなのはソコン駐車場を作った人間であるべきだ。





狂い咲きの木瓜の花、アリマキがたかっていてかわいそうだった





南町小学校のカシワ、

花芽らしいのが出てきていた。前にも書いたと思うが、関東の柏餅はこの葉で包んであるが、北九州の柏餅はサルトリイアバラに葉で包んである。ホオの葉で包んだお持ちかなんかもあったと記憶するし、笹の葉に包んだのは新潟の笹団子、奈良は平宗の笹の葉寿司がある。

懐かしいのは柏餅、今、食べたいのは笹の葉寿司。笹団子にはひどい目にあったことがある。新潟から買って帰って、電子レンジで暖めて食べようとした。適当な時間たって、触ってみたら丁度よい暖かさだった。そこでさっそく、葉を取り去ってガブっとかみついた。とたんに、猛烈に熱せられた餡子がチュッと口中に飛び込んで上顎にぴたっと張り付いた。熱いのなんのって、耐え難い熱さだった。おかげで、火傷した上顎の皮がぺろりと剥げてしまってひりひりし、ひどい目にあった。

笹団子を電子レンジで暖めるときはご用心あれ。



南町の菊、昨日の雨の名残があった




雨の名残。桜並木で



緑川のコサギ、オーストラリアでのことである。サギの類の大きな集落を見つけて夢中になってカメラを構えたまま前進して行って、小川に転落してしまった。大きな川でなくてよかった。




種名不詳




せせらぎ公園の花壇

日本と西洋の違いの一つに、花壇の花の色がある。日本では色々な種類の花が少しづつ植えてあるので色がとりどり、悪く言うとてんでんバラバラである。西洋では比較的、同じ種類の花が沢山一様に植えてあることが多いように思う。
秋の紅葉もそうで、北米や北欧での秋の印象は黄色なら黄色の葉が林一面広がっていて壮観である。日本だと、赤や黄色や緑が入り混じっているのが多く、それがまた喜ばれているようだ。

かって初夏のスペインで、路線バスの旅をした。すると一つの山すべてが同じ色の花に覆われているのに出くわした。次の山には違った色の花が一面に生えていた。山ごとに色(花)が変わるのかとびっくりした。




中庭の桜、紅葉が始まった



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