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2011年3月26日土曜日

進の日記、2011年 -85-

3月26日 土曜日 快晴

今日は日曜日の代わりに休むことにする。昨夜遅くまで読んでいたものがあったので。友人を通じて手に入れた、元福島原発の配管工だった平井憲夫さんの地震前に書いた手記である。
彼はまずは、自分は原発反対活動家ではないと断ってから、福島第一原発の設置や運転が以下にずさんなものかを一生懸命、彼が見聞きしたことから綴って、原発の危険を訴えている。そして、地震、津波に対する危険性、作業員の被ばくの危険性をはっきりと指摘している。そして彼は1997年に亡くなった。今回はまさに彼の指摘の通りのことが次々と起こっているのである。

僕ももともと原発反対動という立場の人間ではない、普通の人間で、原子力発電はある程度やむを得ないものかと思っていた。十分注意すれば危険を避けることができるのだろうと東電や政府を信頼していた。しかし、この信頼は今回の事故で裏切られた。
しかし、今回の地震と津波は例外的大きさのもので、その結果起こったやむを得ない面もあると思っていた。しかし、それは誤りだったことをこの手記ははっきりと書いている。また、最近、僕自身が調べた過去の記録によると、震度9くらいの地震はかなりの確率で起こりうることであり、高さ5mなどという福島原発の防潮堤の高さはナンセンスだと分かり、政府や東電のいっていた原子炉の安全性などというのは絵空事だと分かり驚いていたのである。

しかし、昨日も今日も、我が家の周囲の空は綺麗に晴れて、やや寒いが、春の花が美しく咲いている。そして、福島第一原発では、高い放射の危険のもとで、必死に放水作業や復旧作業をしている消防署員、自衛隊員、東電の下請け作業員、社員の人達がいるのである。このことは忘れてはならない。


 花びらが特に綺麗だった木瓜、芝で




木瓜と桃?




白にピンクが混じった椿の花弁、花糸、雄蘂の糸状(棒状?)の部分、は白いことに注意



これは普通の赤い椿、花弁は赤くても花糸は白い。
ちなみに花粉の入っている花粉嚢の部分は黄色い





この椿は芝南小学校にある。花糸が赤い、花弁の色が反射しているのではない。
鎌倉の浄明寺にあった朴伴という椿も花糸が赤かった。これも朴伴かも。
雄しべの一部は花びらの変形している。八重の花というのは雄しべが変形して花弁になったものと聞くが、これはその移行の途中のものだと思う。

2011年3月25日金曜日

進の日記、2011年 -84-

3月25日 金曜日 晴れ

久しぶりに朝から晴れていた。寒いが気持ちがいい。長徳寺コース。ただし、長徳寺で時間をとったので、芝支所より先はやめにして、芝中、芝西小を回って帰路につく。


5時48分、朝日が赤い




木瓜に椿、樋ノ爪で




朝日の樋ノ爪の通り




樋ノ爪遊歩道で咲き始めたヒュウガミズキ





遊歩道の実桜は満開




もう一つヒュウガミズキ





鳴き声をあげながら、岸の柵に止まったコサギ






梅の枝のヒヨドリ




田中邸のガクアジサイは葉が出始めた




遊歩道の外れの家の桃の花




芝中通りとっつきの桜、芽が膨らみ始めた




峰町春山邸の白木蓮




長徳寺の白木蓮の大木も咲き始めていた




客殿前のサンシュユ




鐘楼と木蓮




芝支所前






コブシとヒヨドリ、芝中の近くで




  あちこちで白木蓮が一斉に咲き始めていて綺麗だった。東北の惨事がなければいい春なのだが。福島大一原発では燃料棒の上部では溶融が起こっていて、燃料の被覆管が壊れて放射性物質が冷却水中に出ていることは確実のようだ。原子炉建屋内でなく隣のタービン建屋で作業員が地上の水に足を突っ込んで足が汚染されて、その水が通常の炉内の水の10000倍の放射能を持っていたという。原発付近の地域の放射能はかなりのものらしい。

 各都道府県の放射能の測定結果が新聞に公表されていたが、震災で報告ができなかった地域もあると書いてあり、福島県の結果が欠けていた。測定してないわけはないので、意識的に省いた可能性もある。ただ、どこも下がってきているが残念ながら僅かずつである。茨城県や群馬県ではかなり高かったが、埼玉県、東京都ではふだんの2倍くらいで、問題になるレベルではない。





















2011年3月24日木曜日

進の日記、2011年 -83-

3月24日 木曜日 曇りがち

土の上は濡れているが、舗装道路の路面は乾いている。東京電力のウェブサイトの最後に小さく出ている項目に渋谷の東電電力館での大気中放射能のリアルタイムに近い測定結果がある。それをグラフにしてご覧に入れたい。


3月21日0時から今日の午前6時までの時間ごとの測定結果
3月21日の午前から通常の2倍半くらいのレベルに急上昇し、
その後、22日の夜に少し上がり、その後は僅かずつであるが、
下降の傾向を示している。




3月1日から23日までの毎日の測定値の最高値最低値
3月14日までは東京での普段のレベルだったのが、15日に急に上昇、
その後、17日には普段よりやや高いレベルで落ち着いていたが
21日に普段お2-3倍のレベルにまで上昇して現在に至っている。

25日のピークの値は胸部X線検査の際に受ける放射線の100分の一
程度だという



5時46分、曇っているが、空の一部が明るくなっている




中庭の花壇のパンジーの花びら




蕨駅の少し先で




ジャスミン?、中央で



このあたりには何軒かお豆腐屋さんがあって、どこも朝早くからご主人が豆腐をつくっている




ユスラウメ?の花




白木蓮




その下あたりにあったミツバツツジ、それともキリシマツツジ?




ヒョウガミズキ




カイドウはまだ蕾




???



メジロ、南町小学校で
何故かメジロが鶯色をしていて、ウグイスは茶褐色




きれいな梅、南町の椎の木公園の手前で
しいのき、すずかけ、つつじ、さくら、いちょう と、この通りには公園が並んでいる




南町桜並木のサクラの蕾、やっと大きくなってきた




鬼沢橋のたもとの芝桜と吸殻




鬼沢一丁目の白木蓮、そろそろ花が痛んできた




花梨通りのカリン、蕾が目立つようになった




ポンプ場近くの家のユスラウメの蕾




並んでいるグミの木はまだ芽が出始めたばかり




せせらぎ公園のコブシ




公園前の菜の花




そじてユキヤナギ




沈丁花落花、丁字とはこれのことという




中央公園で




  朝、コンビニの前で南相馬市から避難してきた人と出会って、言葉を交わす。もう帰れないのではないかといっていた。

  昨夜のパソコン教室の教材だったグラフを載せたが、これからも注意していこう。グラフの元になったデータは東電のウェブサイトの以下のURLで見ることができる。



  放射能についての基本的な知識は、以下のサイトを参照してください。それをもとに、最初に示した、グラフの値が危険か危険でないかが判断できるはずです。