まさか、カルガモを虐めるんじゃないだろうな、止めるには一寸手ごわそうな人だなと勝手に心配していると、青パンオジサンは棒切れで池の縁の植え込みの根元を突っつき始めたのです。
何をしてるのかと、見張っているとなんとカルガモがおじさんの周りに集まってきました。1羽などはオジサンの後をついて回っています。オジサンは植え込みの落ち葉の下からミミズつけてはカモに与えていたのです。
作業を終えたところで、味方同士だとわかったオジサンに話しかけました。「カルガモがミミズを好きだなんて、よくご存知ですね?」と訊いたら、なんとオジサンは「そんなこと、インターネットでカルガモを検索すれば、すぐにわかるじゃない」との返事、これにはさすがの僕も返す言葉がありませんでした。 ”反省しきり”
オジサンのよると、セミやトンボも大好きなんだそうで、皆がやるので、パンはあんまり食べないねとのことでした。
そんな話をしてると、カルガモたちはいつの間にかオジサンの足元に集まってきました。オジサンは「雨が降らないから、ミミズがあまり取れないんだよ、ごめんな」って謝っていました。
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