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2010年7月21日水曜日

リハビリ日記 その31



7月20日 火曜日 晴れ

 9時ころに家を出て、新宿に向かう。駅に向かう途中からOS氏と一緒になる。
埼京線が混んでいるのにびっくり。9時過ぎというのにラッシュアワーに近い混雑だった。学生が多かったようだ。

 神保町の岩波書店の裏で面白いものを見つけた。入口の扉の上隅に紫陽花の花が下向きにつり下げてあるのである。下の病に効くおまじないということを奈良で二人の人から聞いたことがあり、奈良と京都とで見かけた。東京では神楽坂のお料理屋さんと水天宮付近の民家で見たことがあった程度。



 用務の帰りに、蕨の駅の西口に向かう橋の上でツマグロヒョウモンの雌が飛んでいるのを見つける。かわいそうに外に出られずにフラフラになって飛んでいた。天井の鉄骨に止まった数秒の間を捉えることができた。



 この蝶の名は漢字では端黒豹紋ということで、翅の端(つま)が黒い豹のような模様の蝶という意味である。

 昔はこの蝶は山地で見かけることが多く、平地では見かけなかった。それは、「山路きてなにやらゆかしすみれ草」のスミレを餌として幼虫が育つので、スミレの多い山地でしか見かけなかった。
 ところが最近ではスミレをあちこちで栽培するようになったので、都会地にもこの蝶が生息するようになったという。花壇から逃げ出して、路傍で咲いている栽培品種のスミレの株に、ツマグロヒョウモンの幼虫がいるのを見かけたことがある。

 午後、蕨駅まで帰ってくると、家の前の外廊下で、シロテンハナムグリが裏返しになって起き上がれず疲れ果てたか動けないでいるのを見つける。このコガネムシはハナムグリとはいうが、花よりも、クヌギの樹液などで見かける方がはるかに多い。






 たぶん、外階段か外廊下の蛍光灯に昨夜飛んできて、下に落ちて仰向けになり、ずっとそのまま動けなくなっていたのではなかろうか。起こしてやったら怱々に飛び去って行った。

 今日は腰の凝りもひどくなく、ほとんど1日中、活動できた。



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