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2009年7月12日日曜日

うるさい爺さん

その1) 蕨神社で育雛しているカルガモの様子を見に行こうと思って家を出てエレベータを降りると、若いお兄さん二人が、せっせと集合ポストに広告のビラを突っ込んでいるところでした。相手が二人もいるので、今日は少し柔らかに、「君たちバイトでやってるのかな」と話しかけ、二、三、言葉を交わしてからおもむろに、ポストの側面に張ってあるビラなど禁止の警告を指差して、「こういうことになってるんだよ、沢山ビラが入ると郵便物と混じって皆さんが困てるんだ」と言ったら一応素直に立ち去りました。

その2) さて蕨神社について、池の方に行ってみました。この前5羽いた雛が可愛そうに4羽に減っていました。今日は池の向こう岸で、親と少し離れたところでくっつきあって座っていました。ところが少し心配そうな様子なのです。というのは、こっちの岸で子供が二人、網を持って池の中を攫っていたのです。池の幅は数メートルしかないので、カルガモが心配なのも無理はありません。
 しかも池の縁にはロープが張ってあり、釣りの禁止、ロープ内立ち入り禁止、動物を放すことの禁止などが書いてある掲示板も立ててあります。子供たちは平気でロープの中に入っていますし、しかもそばに母親らしき女性と、祖父らしき老人が立っています。
 そこで、暫く様子を見ていることにしました。子供も老人も気配を察したのか、池の縁を離れて、少し先の流れの方に移動していきました。そのうち、また子供の一人が戻ってきて、池の縁のロープを跨いで中に入り、ザブザブやりはじめました。そこで、ご老人に「あれはお孫さんですか?」と話し掛け、「掲示板にいろいろ書いてありますよね」というと、老人は何食わぬ顔をして、「ここ入いっちゃいけないらしいよ」とかいって、孫を連れて立ち去りました。

 我ながら、前職は教師の小うるさいジジイ ああ嫌だなと思いました。でも暫くカルガモを眺めていたら、その可愛い姿に心が和んで、穏やかな気持ちに戻って帰路につきました。


 

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