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2010年9月16日木曜日

ジョッギング日記 その16

9月16日 木曜日 雨

 久しぶりの朝からの本格的な雨、気温もかなり低い。走らなかったので、ジョッギング日記というのは変な気がするが、ジョッギングをしなかった日記と解釈して、それでいいことにする。。

 窓から見ると通勤の人たちも傘をさして駅に急いでいる。

 昔の話である。昨年亡くなった動物行動学者で大学院での先輩の日高敏隆さんから、大学院時代のある日に教えて頂いとことを思い出した。僕が雨の朝、ズボンの裾がびしょぬれになっているのを嘆くと、
「僕もそうなんだ、他の人を見てるとあんまり濡れてないいんだよね、
それでさー、はじめ僕は人より背が高いせいかと思ったんだけど、どうもそうでもなさそうなんだ。
 そこでよく観察したら、普通の人は傘をさしてる時は、小股で歩いてるんだよ。それでさー、僕も意識して雨の日は小股で歩くようにしたら、裾が濡れなくなったんだっよ、
 君も雨の日も普通の歩幅で歩いてるんじゃないの」」
とのことだった。
 いまでもうっかりしていると、傘さしてるのに大股で歩いていて、あわてて小股に直すことがある。そのたびに日高さんを思い出す。



 ベランダのサボテンの花も昨日とは違って、すっかり濡れていた。



 昨日は昼食のあと、小石川後楽園庭園を覗いてきた。


入り口で高齢者半額で300円という入園料を支払おうとすると、今日は敬老週間とかで無料という。付き添いの人1人も無料とのこと。都の施設はほかも同じらしい
 入口の建物のそばに「鹿威し(ししおどし)」があって、動いていた。ただ、なんとなく周囲が雑駁で「鹿威し」が似合う雰囲気ではなかった。鎌倉の小さな寺なんかの方が似つかわしいが、最近、他ではあまり見かけない。写真をとってみたが、ムードのない写真になってしまったので出すのをやめる。


 蓮池は花がすっかり終わっていた。花盛りの時に来てみたかった。



 ここには小さな田圃があり、案山子も立っていた。水戸黄門の案山子もあったが、月並みなのでやめにした。




 都内では珍しい蒲の穂、これをみると子供の頃聴いた「因幡の白兎」の歌を思い出す。




 次はは菖蒲田、ここも花の季節に訪れてみたい。京都銘菓「八ツ橋」の語源




 ここから園内で見た昆虫2題。ともに夏の終わりを告げていた。

 まずはスズメ蛾の幼虫(セスジスズメ?)の幼虫、蛹になる場所へ移動中なのだろう。



 もう一匹はなんと頭部だけがちぎれてないオオカマキリ。交尾中に雌に食べられたに違いない。可哀想にでたらめに歩き回っていた。しかし脚の運動の中枢は頭部にないことがよくわかって面白かった。傷口には血液が黒く凝固してくっついていた。




 昨日は眼で秋を感じさせる一日だったが、今朝は肌で秋を感じさせられる朝だった。


2 件のコメント:

つるばみ さんのコメント...

 秋は五感で楽しめて嬉しいですね。

見事なサボテンは毎年咲くのですね!花びらは‘酢のもの’にしたら美味しそうですね。

それにしてもカマキリには仰天しました。雄って可哀想!です。

 とうとう私のPCも時々大きな唸り声を上げるようになりました。酷使してはいないのですが…。T先生に相談してみます。

 

Susumu さんのコメント...

つるばみさん

 コメント、有難うございます。

 1-2週間前にもサボテンの花が咲いたのですが、酷暑の最中で、朝開いたと思ったら数時間でしおれてしまいました。今回のは昨日の朝開いたのですが、まだ咲いています。涼しいからでしょう。

 PCの唸り声? 心配ですね。ハードディスクの音でしょうか? Tさんから先ほど、このことおうかがいしました。明日、なにか処置をしてくださるのではないでしょうか。