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2011年12月14日水曜日

Susumu の日記 2011年 -324-

12月14日 水曜日 朝は小雨

降ってないと思って鬼沢橋に向かった走り出したら、僅かに降っていたのが顔に雨粒が当たるのを感じ出し、南小学校近くで引き返すことにする。
服が濡れるのは嫌なのだが、体が雨に濡れること自体はそれほど気にならない。小倉(今の北九州市の一部)に住んでいた子供の頃、台風で豪雨が降るとすぐ下の三歳違いの弟と海水パンツで庭に出て雨を浴びて楽しんだことがあった。

そのあと、雨はやんだが洪水となった。わが家は床下浸水程度なので、弟を連れて外に出てみた。そこらじゅう、ただ泥水ばかりで道路も空き地も区別がつかない。下駄が流れてきたかと思うと金魚も流れてくる。面白がって歩いているうちに、ふと振り返ると後をついて歩いていた弟の姿がない。左後ろの泥水がうずまいていて、その中から泡が出てくる。かがんで手を突っ込むと何かに当たったので、捕まえて引張りあげると弟だった。戦争直後のことで、道端に防空壕が掘ってあり、弟はそこに落ちたのであった。弟に、「このことは内緒だぞ」といい含めて、早々に家に帰った。

僕が遊びに行くのに、いつもついてきたがった弟だった。よく相撲をとったり、取っ組み合いの喧嘩もした。当然いつも僕が勝っていた。二人とも大学生になってからのある日ことである。ふざけて弟に組み付いたら、あっという間に投げ跳ばされてしまった。びっくりしたのは僕だけでなく、僕より背の高くなっていた弟の方もだった。以来、互いに取っ組み合いは避けて、全くしなくなった。
弟は3年ほど前に好きだった酒がたたったのか、胃がんで亡くなった。5人兄弟の中で最初に代を去ったのは一番元気で逞しかった弟である。



蕨市中央のお煎餅屋さんの入り口にあった人形
蕨は機織が盛んであったことから、今でも呉服屋さんや染物屋さんが多いが
草加が近いせいか草加煎餅を売り物にした煎餅屋も多い





雨に濡れた銀杏の落ち葉



2号棟裏口のスズランもすっかり枯れてしまった。緑なのは実生のクス




北の空は明るくなっている、午後は晴れるとの予報





昨日は快晴で気温も比較的高かった、出かけたとき道端で撮った薔薇





まだアベリアが咲いていた、花と実と空の色が美しかったので





紅葉は午後の陽に映えて





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