今日もよく晴れていたが、朝はかなり寒い上に寝坊して走らなかった。
夕方は恵比寿で忘年会があったが、その前に歩いた散歩代わりに新宿御苑での写真。銀杏が見事だった。
この一枚だけは中庭で撮った写真、まだスイセンは開花しない
じらすのがうまいようだ
新宿御苑、新宿門の脇の巨大な銀杏
門前の落葉
園内に入ると
カエデも
黄色にかすかに紅が混じる
紅葉したカエデと、満開のスイセンの一種、ペーパーホワイト
何の葉?
メタセコイアの巨木
これは巨大なユリノキ
池のほとりで
越前海岸近くに、人もうらやむほど仲の良い兄弟が住んでいた。
ある日、木曾谷を出発した木曾義仲の平家追討軍が、ここを通りかかった。
それを見た兄は、「自分もあの追討軍に加わって、手柄をあげたい」と思い、
弟に見送られて出掛けて行った。
年が明けてしばらくすると、負傷して疲れきった兄が吹雪の中をついて
戻ってきた。出迎えたのは、行き倒れになっていたのを弟が助けたという
美しい娘と弟だった。娘は、弟にまめまめしく仕えるとともに、負傷した兄
をもいたわり介護した。しかし、そんな甲斐甲斐しい娘を見て、仲がよかった
兄弟の間に亀裂が生じはじめていた。やさしい娘は小さい胸を痛めて悩み
続け、「私さえいなくなれば、また元通りの仲の良い兄弟にもどれるのでは」
と思い、断崖から海へ身を投げた。
浜辺に香り高い清楚な白いスイセンの花が流れついたのは、それから数日後
のことであった。人々は、身を投げた娘の化身に違
…という話がある
という話を友人から教えられた。
それで思い出した。
まだ23-4歳の頃である。同級生のN君と東北を旅した。アルバイトで貯めた僅かなお金での旅だったので、何人かの方々のお世話になった。弘前ではK先生のご親戚のNさんのお宅に泊めて頂いた。そこの美しいお嬢さんのJ子ちゃんが僕らを案内してくださって市内を廻った。
その翌日であった。このところ、ずっと仲良く旅していたN君がどうも、この1日2日はいちいち気に障るのである。恐る恐る彼にそういうと、彼も僕が急にいちいち気に触るようになったという。互いに考えた結論、それは「N子ちゃんが原因だ」ということだった。そこで、僕らはこの際、大切な二人の友情のために同時にN子ちゃんから手を引こうということになった。大きな声で、「イチ、ニ、サン、手を引いた」といった。
こうして男の友情を大切にした若い男二人は、また仲良く東北の旅を続けたのであった。今思うに、二人ともただ単に、N子ちゃんに言い寄る勇気がなかっただけのことだったのだろう。
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