このブログを検索

2010年8月28日土曜日

リハビリ日記 その68

8月27日 金曜日 晴れ

 今日は和楽備神社、中央小学校、正藏院、要害通りとなるべく早足で歩いた。背中のこりもそれほどでなくて元気に歩けた。暑さもそれほどじゃなかった。


  中庭では夏祭りの準備が進んでいて、美園会と書いた提灯の向こうに朝の月が。








 まずは完熟イチジクを1個食べながら和楽備神社の蝉の声に向かった歩く。






 北町の路地でアゲハの卵を2個発見、同じ木に幼虫も2-3匹見かけた。








 このアゲハの幼虫の色と模様は鳥の糞の擬態、すなわち鳥の糞に見せかけて敵から食べられるのを免れるのだという。その後幼虫は、蛹になる少し前にになると見事な緑色になる。蛹は褐色のものと緑色のものとがある。緑色の背景の場所で蛹になると緑の蛹に、褐色の背景の場所だと褐色の蛹になるという。


 昨年亡くなった動物行動学で有名な日高敏隆さんは先輩にあたるが、お若い頃に、後輩の木村武二さんと一緒に面白い実験をされた。緑色の芝生の上に、緑色と褐色の蛹をど同数づつばらまいておいて、鶏を放ってみた。てきり褐色の方ばっかり食べられて緑のは捕食を免れると期待していたのだが、結果はがっかりで、両方共、同じくらいの割合で食べられてしまっていたというのでうある。アゲハの蛹の保護色も、鶏には効果がなかったという話である。もっとも自然状態ではどうであろうか。少なくとも人間の目はごまかせることは確かであるのだが。


 それからアゲハの幼虫は刺激をうけると頭から変わった匂いのするオレンジ色の二本の角を出す。外敵を威嚇するのだそうだが、その効果もどうなのだろうか。


 次は今日見かけた虫たちである。まずはこの頃そこら中で見かけるコチャバネセセリ。地味な色でせわしなく花を求めて飛び交っている。












 次はヤマトシシジミ、シジミ貝ではなくて小型の蝶、羽を広げたところが開いたシジミガイの形に似ていることからシジミチョウと呼ばれる小型の蝶が何種類もいるのである。ヤマトシジミはその中の一種類で、幼虫はカタバミの葉を食べることからか、よくそこらで見かける。






 蝶の最後はアオスジアゲハ、この蝶は優雅に飛ぶナミアゲハなどに比べて、かなり速い速度で活発に飛びまわる。幼虫はクスノキの葉を食べる。
 柑橘類の葉を食べるナミアゲハは昔から一番普通に見かける蝶で、かっては其の次くらいに普通にいるのはニンジンの類を食べるキアゲハだった。昨今はニンジンを見かけなくなったせいか、キアゲハをあまり見ない。かえって大気汚染に強いせいか街路樹としてあちこちに植えられるようになったクスノキを食べるアオスジアゲハのほうが最近では普通になってきた。








 要害通りのある家に置いてある植木鉢に面白いものがさしてあった。Have a nice day! と書いてある小さな傘に照る照る坊主がつけてある置物?、飾り?である。






 最近では照る照る坊主など、見たことがない。子供の頃、遠足の前日などにはよく作って軒下にぶら下げたものだったが。母がつくってくれたこともあったと思う。
 



0 件のコメント: