今日は長徳寺コース。ジョッギングを始めて間もない頃だった。長徳寺の裏門のあたりにまだ若いカラスがいた。路上にいたのであるが僕が近づいても逃げなかった。立ち止まると、僕の後ろに廻って、靴の踵の辺りをつつくのである。 それでそっと歩いたら後をついてくる。裏門のあたりの路上をぐるぐると輪を描いて歩くと嬉しそうに後をついて歩くのである。
それから毎日、このカラスと一緒にぐるぐる廻るのが朝の日課となった。こっちが飽きてもまだ廻ろうと踵をつつくので、ピーナツをやったら嬉しそうに食べ始め、そっちに気を取られている間に逃げ出した。
これが何日も続いた。ある日、お寺の裏門まで来るとそばの木の枝に、何時もの若いカラスが他のカラスと一緒に止まっていた。僕を見ると若いカラスは枝から飛び降りて僕のほうにやってきた。ピーナツをやると嬉しそうに食べながら、枝の上のカラスの方を振り返って、「何でおまえ、降りてこないんだよ」というような顔をしていた。
こんなことが続いているうちに段々とカラスの顔を見ない日が増えていった。ある日、近くの電線に止まっていたカラスがこのカラスに似ていたので、いつものように「おーい、カラスー」と声をかけてみた。カラスは僕をじっと見ていたが、降りてはこなかった。
長徳寺に来るとカラスを思い出す。
樋ノ爪の朝
遊歩道
名前が出てこない
朝の長徳寺庫裏
長徳寺の生垣の山茶花
プラタナスの秋
団地の紅葉
蔦
今日の写真のスライドショーはここをクリックしてみてください
2 件のコメント:
こんにちは
同じく名前が出てこなくて調べました。
【ユッカ蘭、厚葉君が代蘭(あつばきみがよらん)】
で合っていましょうか?
わーーー、有難うございました。
感謝です。
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