11月も最後の日となった。その割に今日は寒くない。小谷場公園コース。
今日は小谷場の保護林を縦断してみた。幅が20mくらいで長さが200mくらいの斜面にある小さな林だがこの辺りでは最後に残った自然といえよう。古江戸湾の海岸段丘の名残らしく、一部に貝塚があった。斜面なので、開発を逃れて自然が残ったのだろう。また、いまは家がたっているところを、数年前に発掘調査をしていたが、甕棺が沢山埋まっていて、墓場だったようだ。
写真を撮ろうとしたら、調査をしているらしい人から制止された。素直に従ったが、後で考えてみると、何で撮影してはいけないのかがわからない。遺跡というものはおそらく公共の財産であると思われる。僕がそれを撮影して、その写真を売って商売しようというわけではない。また、それを用いて研究論文を書こうというわけでもない。ここに遺跡があったという、個人的な記念として残したかっただけである。
最近、あちこちで肖像権、個人情報など色々な理由で、公共の場所でも写真を撮るのが規制されることが多い。多くの寺院でも仏像や堂内の写真は撮らせない。誰もが見られる物を、何故写真にするのがいけないのだろうか?
面白いことに奈良の大仏様は撮影が自由である。大仏殿の中はどこでも写真が撮れる。また東大寺でも法隆寺でも境内の素晴しい建物は自由に撮影が出来る。ところが、何時だったか、同じ奈良の法起寺に行ってあの素敵な三重塔の写真を撮ろうとしたら、オッサンがすっとんできて厳しい口調で撮影を止められてしまった。帰るときに振り返ってみたら、オッサンが木陰に隠れて境内の参拝者を見張っていた。宗教施設なのに悲しいことである。宗教法人は税金を免除されているのである。ということはあの三重塔は公共のものとみなされているのである。それなのに、中に入って見るのにお金を取られ、写真までもが禁止されているのはおかしい。癪に障るので、法起寺の裏の方に行ってみた。畑の中から素敵な塔の写真を何枚も撮ることができた。
帰宅して靴を脱いだら、靴下にイノコヅチの実が沢山ついてきいた。
5時56分、晴れ間が出てきているのが分かる
6時5分、樋ノ爪まで来たら東の空が明るくなり始めた
小谷場商店街のコウテイダリア
奇麗な薔薇
オレンジ色のもあった
三椏(ミツマタ)、三つに分かれた枝先の一つに、もう二つも蕾がついて、春を待っている
小谷場台保全緑地 とある
地名が面白い、大字小谷場 字大台地内 と書いてある
貝殻坂上に出る道、向かって右側は市民菜園になっている
小谷場団地の大欅
豪邸の庭、この辺りには何軒もの豪邸がある。このあたりで土地を持っていた人たちだろう。中にはいまでも見事な屋敷林を残している家が少数ある。何時までも大切にして欲しいものである。また川口市で美しい生垣を持っている家もこういった、旧農家だった家々である。しかし、生垣は次々と姿を消してきている。残念である。
今日の写真のスライドショーはここをクリックすると見られます
0 件のコメント:
コメントを投稿