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2011年11月4日金曜日

Susumu の日記 2011年 -285-

11月4日 金曜日 起き抜けは曇っていたがすぐに晴れとなる

六辻第一コース。気温はあまり低くない。


ハゼの紅葉が始まる

九州にいた子供の頃はよくハゼにかぶれた。かぶれるということを知らずに、友人の悌二君にくっついて、野山を歩き回ったからだった。その頃のことである。右足の足首の上あたりにかぶれができて、病院で薬を塗ってもらった。ところが、病院で薬を塗るたびにかぶれが酷くなる。そこで、病院に行くのを止めて売薬に変えたら、さっと直ってしまった。

その頃、僕はブリやイサキなど何種かの特定の魚を食べると体中の皮膚に蕁麻疹が出た。蕁麻疹がでるときはまず唇の辺りがはれぼったくなるのですぐに分かった。中学2年の頃に本屋でアレルギーに関する本を見つけて、アレルギー反応というのがあることを知り、抗ヒスタミン剤として、レスタミンというのがあって、それが効果があることを知った。以来、常にレスタミンを持ち歩いていた。

後に、気管支炎を起こしたとき、ダイアジンというズルフォンアミド剤の注射を受けたら全身にひどい発疹ができて、注射をした医師が慌てた。そこで、この足のかぶれの話をし、僕には魚アレルギーがあることを話した。医師はすぐに抗ヒスタミン剤とカルシュウムの注射をしてくれたので、発疹は直ちにひっこんだ。以来、病院に行くたびに、このアレルギーのことを医師につげるようにした。
幸い、いまは何を食べても蕁麻疹は出なくなったし、抗菌剤が発達してズルフォンアミド剤は姿を消した。幸い、ペニシリンやストレプトマイシンに対してもアレルギーはなかった。




花梨(カリン)の実、北町で

花梨は早春に可憐な花をつける。実は花に似ず、巨大になり色づくと目立つ。蕨市と戸田市の境辺りに、花梨が並木になっている花梨通りというのがあって、春と秋は通るのが楽しみである。早稲田通りの早稲田大学と高田馬場の駅の間あたりのちょっと引っ込んだところにも大きなカリンの木があった。いまは姿を消してしまっている。
花梨の実は砂糖煮にすると咳によく効くと聞いている。食べたことはない。





ネコジャラシ、北町の駐車場で

Wikipediaによると「花穂に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、漢字でも狗(犬)の尾の草と表記する」とあった。





柿の葉、色が素敵だった

子供の頃、わが家の庭には富有柿の木が1本あった。秋には沢山実がなってそれを取るのが楽しみだった。生垣を超えて柿泥棒が来ることがあるかもというので、兄と二人で柿の木の手前に落とし穴を掘っておいた。
翌朝のことである。庭で大声がするので兄と飛び出してみると、長い竿を持った父親が片足を落とし穴に突っ込んで立ち往生していた。




テイオウダリアの蕾、辻で

テイオウペンギンというのは有名だが、最近はテイオウダリアというのをよく見かける。初めて見て、名前を知ったのは立川の昭和公園だった。以来、あちこちで見かけるようになった。



コントラスト

文蔵に見事な大輪の菊をつくっているお宅がある。これはその中の二色の組み合わせ。




嵯峨野という菊だと思う

数年前、秋に京都の嵯峨野に行ったら、この菊があちこちに植えてあって見事な花を咲かせていた。このところ、京都にはずっとご無沙汰である。残念。




ジョロウグモ

東京都立大学(いまは首都大学東京とかいう)の非常勤を長い間やっていた。まだ大学が世田谷区の深沢だった頃からであるからかなり長かった。その前、都立大学は東横線の「都立大学駅」近くにあった。この駅は確か、その前は「府立高校」という名だったと思う。都立大学の前身の旧制高校の名である。

今は八王子市の南大沢にある都立大非常勤勤務の最後のころであった。構内にかってこの丘を覆っていた雑木林の一部が残してあるのだが、その縁に、このジョロウグモがずらりと並んで巣を張っていたのを見つけた。数日間の集中講義の通勤のさいに、このクモと巣を眺めるのが楽しみだった。




鳥海邸の三椏(ミツマタ)の蕾

よく知られているようにミツマタはコウゾとともに和紙の原料に使われてきた。その名の通り、枝が三つに分かれているので、葉が落ちた冬から春にかけては見るとすぐに分かる。早春、葉が出る前によく目立つ特徴的な花をつける。その蕾が葉がまだ落ちなくて緑色のときから出来ているのに、初めて気がついた。

ミツマタはあちこちの公園やお寺、さらには個人の家の庭などで咲いているが、北鎌倉の浄智寺には、普通のよりかなり大輪のミツマタの花が咲く。大輪といっても、ミツマタの花は小花がいくつも集まって咲くのであるが、その集まった一塊が、このお寺のはかなり大きい。小花の一つ一つも大きいのだろう。
皇居東御苑にもこの木があるが、大手門の入り口から入っていくと右手に休憩所兼売店とお手洗いがある。このお手洗いの前の植え込みにもミツマタがあるが、ここには花が赤っぽいのがある。やや小さめの花だが、色が派手なので目に付く。





赤い花の合歓、芝富士の路地で

白秋の作品の中に「かささぎ」という詩がある。「ふるさとの合歓の木陰を流れ行く水の音なり」で始まる。九州には合歓木が多い。とはいえ、埼玉県でも結構あちこちで見かける。しかし、この花の咲く木は、見ての通り、葉は普通だが花が真っ赤である。栽培品種なのだろう。希に見かける。

中国は北京にある北京農業大学の構内でも路上に合歓の花が落ちているのを見つけたことがあった。




団地のグランドの紅葉と黄葉

一昨日、吉崎美園会会長に出会ったが、上高地にお出でになったのに、もう紅葉は終わってしまっていてがっかりされたとのことだった




我が家のベランダに来ていたアキアカネ(たぶん)

普通いるアカトンボのアキアカネとナツアカネはよく似ている。http://map.edb.miyakyo-u.ac.jp/akatombo/p06.html に区別の仕方が書いてある。ほかにもよく似ているのにマユタテアカネとか、タイリクアキアカネとかがいる。

大学1年か2年のときだったと思う。青函連絡船に乗っていたら、本州から北海道に同じ船に乗って向かっているナツアカネがいた。当時の厚生省予防衛生研究所の昆虫部長でトンボの専門家として名高い朝比奈正二郎先生にその話をしたところ、何か雑誌のこのことを書いて下さったと記憶している。先生は大学の同じ学科の大先輩でもあった。予防衛生研究所に就職の機会を下さったこともあったのだが、諸種の事情でお断りしてしまったことは申し訳なかった。




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