このブログを検索

2010年5月24日月曜日

病床五尺 その10

5月24日 月曜日 予報だと終日雨

今日の朝のバロックは、バッハ オラトリオ 第11番 神をたたえよ(昇天祭カンタータ)、ドイツ語の歌詞が理解できないと、あるいは内容が分かってないと面白さが今一つ のように感じた。次の曲は聴き損ねた。

今日はY看護婦さんの身の上話を少し伺った。山形県生まれだそうだが、幼くして親をうしなって、あちこちを転々として苦労したらしい。美容師をしていたのだそうだが45歳のときに離婚して看護学校に行き、看護婦になったという。立派な人柄はそういった苦労のたまものだろうと思った。この世の厳しさと同時に、本当の人の情けを知っていることがお話からうかがわれた。

新たな看護助手が出現、YOさんという。中高時代の親友と同姓、顔まで似ている。なんと、我が家から近い、S町に住んでるという。通勤は車で20分ほどとのこと、ただ、今日は途中のサッカー場で試合があるので、道が混みそうだといっていた。

2日前に空いた向かいのベッドにY氏というのがやってきた。2階の病室から、移動してきたらしい。看護助手の人たちが何故か身長を測っている。170cm。高いと思ったけど、それほどじゃなかったと言っている。

K氏も近く老人ホームに移るらしい。歩行訓練など、リハビリを盛んに行っている。皆さん、転んだりして腰などを痛めて歩けなくなって入院してきて、治療やリハビリである程度回復までもっていき、自宅や老人ホームに移っていくようである。

介護風景


食べるのが不十な人には食べさせてあげたり、根気よく優しく看護・介護にあたっている女性たちは底抜けに明るい。




0 件のコメント: