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2010年6月15日火曜日

病床五尺 その31

6月15日 火曜日 晴れ

 6時におしぼりが来て、髭を剃って顔を拭いて、FMのスイッチを入れると、「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調」 ヨハン・セバスチアン・バッハ作曲が聞こえてきた。小石川の教会で出会ったオーボエ奏者、及川寛繁さんのことを思い出す。今年も7月にみなとみらい小ホールでで横浜バロックアンサンブルと共演するようだ。聴きに行ってあげたい。

 今日はお風呂の日でY看護婦さんが7時過ぎから出勤してきた。検温に今日はいつもの赤ちゃん用のとは違う大きいわきに挟むのを持ってきた。電池が切れたそうで、自腹で買っているとのこと。今日のは測定が終わるとかなり大きな音でかわいいメロディー、メリーさんの羊が鳴る。これも子供用とのこと。彼女のこだわりだろう。共感できる。36.7度だった。酸素は低めで96%。
 朝の薬、ディオバン、アムロヂン、ミオナールを看護婦SHさんが持ってきた。ちょっと色黒な顔の頬笑みが魅力的。

 食事は車椅子で。食べ終わってトイレに行ったりしたら、腰がかなり辛くなった。ベッドに戻ったら、すぐにリハビリ。
腰を心配しながらだったが、案外に平気だった。今日のリハビリは歩行器で1階の部屋まで歩いて行って、カニ歩き2往復、膝上げとつま先立ち20回づつ、さらに機械に座って負荷をかけた足上げを15分間もやった。
ベッドに戻ったら、今度もすぐに入浴。車椅子で行って、バーにつかまって立ったまま洗ってもらう。ヘルパーのIさんと楽しく話をしながら。これも立っているには全くつらくなかったから不思議。

入浴後に血圧測定、121に74だった。

 午後、Mさんご夫婦とAさんが見舞いに来て下さった。今日は1時間以上、いてくださった。Aさんのところは光ファイバーにしようとしたら、電話にインターフォーンを繋いでるのをはずさなきゃダメということで、目下、パソコンがインタネットを使えない状態なんだという。

 夕食後、O先生がみえて、レントゲンはまあ問題はないとのこと。第二腰椎が少し、つぶれているがまあ問題ないでしょうという。また歩かせられて、膝ががくがくしますかと訊かれ、しないと答える。それじゃ、退院していいですとのことで、土曜の朝退院との指示を出してくれるとおっしゃった。

 不思議なのは、座ってると腰が辛いのに、歩くときはそれほど苦痛でないことである。


 バロックの森は

「夜明けに微笑むあの花は」 ヘンデ作曲 ダブルハープとアーチリュートのデュオ。ヴィラ・ダ・ガンバの伴奏が入る。ダブルハープというのを調べてみた。半音の弦がもう一列張ってある、弦がダブルになっているハープで、バロック時代のハープ。アーチリュートはこれもバロック時代のもので、大型のリュートである。おもにアンサンブルに使われたと分かった。
最後は「カンタータ 82番 “我は満ち足れり”」 バッハ作曲 バス(ペーター・コーイ)。ちょっと歌ってみたくなった。




2 件のコメント:

Seiya さんのコメント...

19日が退院ですか。ご苦労様でした。しばらくは静かにすることですね。土曜日は、リアリズム集団にいくことになっています。いつでも退会できるように失語症のリハビリをしていますからね。21日以降会いましょう。河野

Susumu さんのコメント...

はい、

当分は家の中で、寝る、座る、歩く を適当な割合でとり交ぜて生活し、だんだん後2者の割合を増やして、普通の生活に戻していきたいと思ってます。
土曜日、リアリズム集団では気楽に自由に君らしく、行動してきて下さい。

報告を楽しみにしてます。