5月14日 金曜日 救急入院日
晴れ。相変わらず痛みは続くので、9時過ぎに119番に救急要請、数分で川口消防署の救急車到来。とりあえず、鞄に旅行用の洗面用具、携帯電話と充電器、携帯電話、ジュンパ・ラリヒリの作品の原書、読みかけの学士会報をつっこんでいくことにする。残念ながら、読んでない文庫本は昨日と一昨日で読み切ってしまっていた。
ストレッチャーに乗せられエレベーターで下り、駐車場の救急車に。ここのエレベータには背中に小さな箱が付いていてふたを開けると、エレベータ室が部分的に奥に広がる仕掛けがあって、ストレッチャーが収まるようになっている。
まず、出発前に病状の再確認、持っていく保険証、身回り品などの確認、受け入れ病院の提示、そこへの電話連絡という手順がある。初めの益井病院?は電話不応答、2番目の川口工業病院は満床、3番目の東浦和の東和病院が受け入れ可能。サイレンを鳴らしてそこに向かう。3番目で決まるのはまあいい方でしょうとのことだった。
かなりの上下震動があって腰に響く。重量のある機材が積んであることによるとの説明。車にお金をかけてないのだろう。
10数分で到着、すぐに出てきた中年の医師が手足を確かめ、脊柱を上の方から叩いていくと腰椎あたりが少し痛い。腰部のエックス線写真の撮影に。前回転んだときは撮影台に乗るのと、体を傾けるのが悲鳴を上げるほどいたかったが、今回は救急車のストレッチャーがそのまま手術台になったので楽だった。体を傾けるのも今回の方が楽だった。
撮影の結果、第二腰椎の圧迫骨折で、ほかは奇麗とのことだった。高さが上下の腰椎の半分近くに潰されていて、前に膨らんでいた。鎮痛剤を飲んで3週間入院、安静にし、その間に落ちた筋肉のリハビリに1週間との診断。それで治るとのことで安心する。ところが入院者は胸部のエックス線写真を撮るとのことでまた撮影室に。今度はフィルムカセットを直接、胸の下に入れるので、胸部を持ち上げられて悲鳴をあげそうになった。しかも1枚目の出来が悪く2回も痛い目にあった。
血液検査後、たまたま空いていた302号室という4人の相部屋に入れられた。96歳というが話などはしっかりできる元校長先生、74歳というTさん、もう一人、ほとんど口を利かないたぶん70代の人が同室。老人ばかりなら気も楽か。
入院は初めての経験だが、観察したところによると、看護士、看護助手、ヘルパーの3職種の女性と、リハビリ担当の男性がいるようである。排尿は尿瓶、排便も可能なら便器、ダメならおむつとのこと。
さっそく、昼食になったがあまり食べられなかった。血圧と体温の測定、体温は37度あったが、血圧は136。
夕食のときには咳が出て、腰に激痛が走ったら、胃と食道が緊張してしまって、食物が喉から食道に入っていかない。その上、胃から空気がときどき出てくる。半分くらい食べ残してしまった。
院内使用禁止の携帯の電池が切れそうになって困ったが、通りかかった看護助手風の人に充電器のプラグをベッドの上のコンセントにさしてもらったので、助かった。コンセントまで、体お起こして手を伸ばすことができない。
痰が出て、咳き込む時には腰に激痛が走って苦しい。寝返りもうっかり打つと、腰に来るので油断がならない。それでも何とか、眠れたようだった。
病室風景
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