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2010年5月17日月曜日

病床五尺 その2




5月15日 土曜日 晴れらしい

 朝、5時ころから目が覚めてしまう。痰が出てくるのが恐怖である。幸い、くしゃみはほとんど出ないので助かった。肋骨の剥離骨折のときにも、咳とくしゃみに悩ませられたのを思い出す。
 最初の朝食、和食はやはり食欲がなくて食べきれなかった。ベッドで、左を下に横を向いて食べるのだが、おにぎりは食べやすいが、汁物はストローを持ってきてもらう。スプーンはうまく使えない。口の端からこぼれてしまう。
 持ってきた学士会報は読み終わってしまい、Jhumpa Lahiri Unaccustomed Earth を11ページまで読む。ほぼ文意はつかめるがかなり難航し、速度が遅い。やはり、僕には外国語は向かない。
 午後、家から届いたパソコンでさっそく無線LANをチェックすると、幸運なことにWiMaxが使える。これで、IT環境の最低限は確保できた。


5月16日 日曜日 晴れのようだ

 このベッドは窓際ではなく、窓が見えないので天候はわからない。

 5時ころに目が覚めたが、昨夜飲んだシロップの下剤が効いているのかどうか気にしているうちにまた眠ってしまった熱いタオルを持ってきた、やたらに明るい小母さんに起こされる。6時過ぎていた。思いついて、髭を剃りタオルで顔を拭いた。すると、向かいのベッドのT氏の方からも、シェイバーの音。
今日はやや遅い朝食が8時ころに運ばれる。
 みそ汁はストローで飲んだ。入院以来、食事をすべて平らげたのはこれが初めてで、痛みが軽減してることによるのか。ヨーグルトはスプーンで食べたが、横向きに寝てスプーンを使う腕も上がった。今日、初めて携帯で朝食の写真を撮る。
 9時こIさんという、肥った元気いっぱいな賑やかな小母さんが現れ、おむつの交換、拭清をしてくれる。絶えず話しかけながら実に手早く仕事を進める。最後に下剤の座薬を入れてくれた。終わると、他の部屋に移った。文芸春秋を開き、日本航空の政府支援について全日本航空の社長の書いた記事を読んで気を紛らせていると、排便が大量にあった。おむつでの排便は赤ん坊の時以来だった。終わったと同時にIさんが現れるたのにはびっくり。さすがですねと褒めたら、たまたまですよと謙遜。


 今日は痛みがいくらか治まり始めてきていて、咳が出ても、なんとか痛みを我慢することができる。前は咳が途中で止まったり、悲鳴が出そうになったくらいだったのに。寝返りもいくらか容易にできるし、腰の痛む場所の面積も小さくなってきた。

 夜はなかなか寝付けなかった。遅くまで、文芸春秋を読んだりラジオを聞いたりする。


Iさん




朝食



Fさん





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